ドキドキする時

鍵っ子だった時代のことを思い出してみます。
鍵をあけるのは毎回ドキドキしていたように思います。
お母さんに絶対に鍵を人に見られてはいけない、鍵を開けているところを見られてはいけないと強く言われていたので本当にビクビクしていました。
見られたら怖い知らない人が家に勝手に入ってくると脅されていました。子供だったので本当にそれが怖かったです。
だからあける時は必ず周りをキョロキョロ見回して誰も人がいないことを確認してからランドセルから鍵を取り出して開けるようにしていました。

今になって考えるとそこまで怯えることもなかったと思いますが、当時は自分の身を守るために必死でした。
でも、たしかに子供だけの留守番は危険ではあるので親御さんはそれくらいしたほうがいいのかもしれませんね。

他にも留守中のルールはいろいろと決められていました。

まず、家に帰ってきてからどこかに遊びに行く場合は必ず時計を持って行くことと言われていました。
時計も自分のものを買ってもらっていましたから家に帰ってきたらこの時計をつけてから外に出ていました。
鍵もそうですが、時計を初めて買ってもらった時は大人になったような気がしてドキドキしたのを覚えています。

遊びに行く時は必ず17時には帰ってくるようにという決まりでした。そしてあまり遠くにいけない決まりになっていました。
遠くに遊びに行く時は親の許可が必要です。
いつもは家のすぐ近くの公園や親が知っている友達の家に遊びに行くことが多かったです。